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ムカデに噛まれた時の対処法は?

何年か前に、夜中に布団の中でムカデに足の親指を噛まれました。

「ムカデに刺された」という方が多いですが、正確に言えばハチのように毒針を使って刺しているわけではなく、 鋭い顎で噛みついているため「ムカデに噛まれた」と言う方が正解のようです。

その時は、布団をめくっても、ムカデの姿は無く、私は何に噛まれたのかわからないまま、夜中でとても眠かったので、とりあえず、口で(針で刺されたような痛みの)足の親指を吸って、ペッと流しに捨て、その後消毒液をつけて、またそのまま布団の中に入って寝てしまいました。

後から思うと、よく同じ布団で寝れたなぁ…と思いますf^^;

で、先日、蜂に刺されたのをきっかけに、ムカデの噛まれた時の対処法も詳しく調べておこうと思った次第でございます。

 

ムカデに噛まれたときの症状

ムカデに噛まれると、一般的にどのような症状になるのでしょうか。

  • はげしい疼痛(とうつう)・・・ズキズキうずくような痛み
  • しびれ
  • 赤く腫れるなどの炎症
  • かゆみ

等。

痛みが強く、腫れもあり発熱や吐き気など具合が悪くなるようでしたら、すぐに病院に行く事をオススメします。

ムカデの毒はハチ毒と成分が似ており、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあるそうです。

私の知り合いの娘さんは、ムカデの毒で足がパンパンに腫れて命の危険があった、と言っていました。
これ、聞いてビックリしましたね…@@;

人によっては、本当に症状の出方が違うんだ、という事を知りました。

私の場合は、ムカデに噛まれた時は、かなり痛かったけれど、腫れなかったし、本当に針で刺したような跡があっただけで、あとは、2、3日、その部分を押さえたら少し痛む、という程度でしたし。

うーん。
考えられるのは、私の場合、夜中にいきなり目が覚めて、布団の足元のほうから何か異様な気配を感じて、

「まさかなー」

と思い、エイッ!と足を延ばしてみたら、チクッ(激痛)!

たぶん、いきおいよく足を蹴ったので、ムカデのほうも思いっきり噛んでなかったのかもしれません。
(というか、ムカデは思いっきり吹っ飛ばされたので、布団をめくっても姿を見つけることはできなかったのかも^^;)

ムカデに噛まれた、と分かったのは、次の日の夜に、主人の部屋の布団の上をムカデが歩いてきたそうで。
それで、それまで「毒虫」に噛まれた、と思い込んでいた私は、

「ムカデだったんだ…」

と判明したのでした。

しかし、対処法を調べてみてビックリ!!
下記を続けてご覧になってみてください^^;

 

噛まれた時にこれを絶対してはダメ!

 

ムカデに噛まれた場合に絶対してはいけない事。
それは、

  • 絶対に冷やさない
  • 絶対に毒を口で吸い出さない

参考:熊本シロアリ駆除.com

虫に刺されたり、噛まれたりというと冷やすイメージがありますが、ムカデの毒に対しては、反対だったのです。

ギャー!!
私、消毒液塗ってました。

ムカデの毒は、冷やすことで、痛みが増し、痙攣や気絶するケースまで出てくることがあるんだそうですよ@@;

ヒェ~~!

おまけに、私、足の親指を口まで器用に持ってきて毒吸い出しました…ーー;
スクイヨウガナイ…。

ムカデはハチのように毒液を注入するのではなく、頭部にある大顎や肢の先の爪で皮膚に傷をつけ、大腮の根本にある毒腺から毒を塗りつけるそうです。

毒を口で吸いだすということは、口の中に毒を入れると同じことになりますので、口で吸いだそうとすると、口内の腫れ等の原因となりますし、悪寒・嘔吐・気道閉塞などの危険性がありとの事。

また、絞り出そうとする行為も良くないようです。
毒を浸透させてしまう恐れがあるため、余計に腫れが酷くなる場合があるからです。

うーむ。
絞り出しもやりました^^;笑

それでは、本当に正しいムカデに噛まれた時の対処法はどうするのでしょうか。

 

 

ムカデに噛まれた時の対処法は?

 

ムカデに噛まれた時の応急処置は、

  1. すぐにお湯で洗い流す
  2. ステロイド系の外用薬を塗る

です。

いきなり噛まれたところに薬を塗るのは危険との事。

ムカデは噛むと同時に毒素を放出しますので、皮膚の炎症や痛みを引き起こしている原因なのです。
なので、まず毒素を洗い流すことが大切です。

 

お湯で洗い流す

43℃以上のヤケドしない程度のお湯で5分以上洗い流します。
(40℃以下の温度が低すぎる場合は、毒の酵素活性が増加し、痛みが倍増するようです@@;)

この時、温度が下がってしまうと意味がなくなってしまうので、お湯をためて洗うのではなく、必ずシャワーなどで洗い流すようにしましょう^^

なぜムカデに噛まれた時にお湯のほうが良いのか?
それは、ムカデの毒は熱に弱いため、43℃から46℃の熱で失活するからです。

途中シャンプーや石鹸で洗い流すとより効果があります(弱酸性のものはよくないですが)。

外出中で温水が使用できない場合は、コンビニで熱いお茶を購入したり、ポットのお湯を貸してもらうなどして応急処置をしましょう。

 

ステロイド系の外用薬を塗る

お湯で洗い流したら、次に、出来るだけ強力なステロイド系の軟膏やクリームを広範囲に塗りましょう。

被害箇所と思われる個所に広めに塗布するようにしましょう^^

スポンジなどがついていて、そのまま患部に塗るようなタイプの薬は、スポンジ部分がムカデの毒で汚染してしまうの可能性があるので、なるべくなら指でつける軟膏やクリームのほうがオススメです。

★ステロイド系の軟膏はドラッグストアでも売っていますが、楽天でも購入できます^^見てみる

 

ムカデに噛まれた場合、何科を受診すれば良いの?

上記の処置をしても、痛みが強く、腫れもあり発熱や吐き気など具合が悪くなるようでしたら、すぐに病院に行くようにしましょう。

全身に症状が出てくる場合は、緊急ですので迷わず救急車を呼びましょう。
早朝や深夜、休日などの場合は、時間外受診できる医療機関を探すか、緊急外来などの緊急時にも対応している医療機関を受診するようにしましょう。

局所症状だけ出てる場合は、一般的には、外科・皮膚科を受診すれば良いようです。
近くに上記の医療機関がない場合は内科などでも対応しているので、電話確認後にその医療機関に行くと良いでしょう。

 

 

ムカデの侵入予防で実践してみたこと

 

ムカデは早春から初夏にかけて、石の下や落ち葉などの下で産卵します。
主に発生する時期は春から秋にかけてで、特に5~6月頃は産卵期のため多く発生します。

猛暑である8月は少し活動も控えめになりますが、9~10月頃になると、子ムカデが大きくなる時期で活発に活動しだします。

そう言えば、私も秋にムカデに噛まれたという記憶が…。

住宅への侵入による被害が、この活発に活動する時期が多く、睡眠中の被害や、靴の中に侵入していたなどさまざまな場面での被害があるようですね。

睡眠中の被害…。
私のは正にそれ…;-;

ムカデに噛まれたあとに、ネットでムカデ被害にあった人の情報を調べていたら、

  • 天井からムカデが落ちてきた
  • お風呂を沸かした後のお湯に2匹くらいムカデが浮いている

等、オソロシイ事が書かれていました><。。

うちも竹林や山が近い事もあり、今の家に引っ越してきた直後から、家の至る所でムカデの死骸を見ていました。
(ムカデは、竹の根っこによくいることが多いのです)
でも、生きているムカデは、庭か雨戸のサッシぐらいでしたので、ゴキブリと一緒で、死骸の片づけぐらいなら生きているのを退治するより簡単だと思っていました。

けれど、ムカデに噛まれてからは恐怖に変わりました。

ムカデの死骸は、リビングのクーラーの下と玄関によくいました。
という事は、クーラーの室外機の横のドレンホース(水が通るホース)から入ってきてるのではないか?と疑い、ホースの先に網ネットをつけました。

それと、玄関のドアの下のスポンジの一か所が破けていたのを見つけましたので、たぶんそういう隙間から入ってきていたのだと思います。

このスポンジを全部剥がすことで、隙間は無くなりました。

この処置をしてから、ゴキブリの数も減り、ムカデの死骸も家の中で見なくなりました。
ムカデはゴキブリを食べるらしいので、ゴキブリを追ってきていた可能性があります。

先日、久々にお風呂場の中でムカデ(生きた)を見ました。
お風呂のフタにしっぽをひっかけて、巻いたフタの中で隠れていたようです。

(しっぽが出ていたので、発見できて良かった)
とりあえず、熱湯を沸かしに台所へ行き、ポットを持って、フタの上からかけて処理しました。

ムカデは熱湯をかけると一発で死にます
まぁ、虫はなんでも熱湯をかけるとそうでしょうけど^^;

私は思いました。

1匹いてたら、他にもいるんじゃ…ーー;

ムカデはツガイで行動するとよく言われていますよね?
実はこれは夫婦ではなく、母と子のようです。

でも、あれ以来、ムカデは見ていないので、庭にいてるのかもしれません。
しかし、風呂場にどうやって入ってきたのでしょうか。

昔、実家で、シャワーを浴びている時に、排水口からムカデが出てきたところを直に見ました。
ですから、湯船の排水口(シャワーの所の排水口は網金具で塞いであります)からか、窓のサッシの隙間からしか考えられません。

窓のサッシの隙間は、解決方法がまだ見つかりませんので、湯船の排水口のほうを(お湯を抜く時に)網金具を被せることで対処しました。

 

まとめ

ムカデに噛まれると、そりゃあ痛いです><。
蜂のほうが痛かった気はしますが、ムカデも痛かったです。

対処法が今になって間違っていたと知りましたが、本当に人によっては対処法によっても危ない事になるやもしれません。

今回調べてみて良かったです。

小さいお子様のいらっしゃるご家庭は特にこういう知識は必要な気はします。

蜂・蛇・ムカデ、今だったら、セアカゴケグモやヒアリ、の緊急処置方法を書いた紙を幼稚園や学校で配るとか、そういう事も必要なんじゃないかな、と私は思います。

 

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