2019年10月1日から消費税10%になります。
今から家計の見直しを考えてる人、日頃から増税を見越して対策をしている人、さまざまだと思います。
先日の「節約について」に続き、もっと掘り下げて考えてみたいと思います。
節約が最も大きいものは?
節約で大きい効果のあるものって聞かれると、主婦の方なら大体、
住宅
と答えるかと思います。
もちろん、住宅も大きい節約効果です。
でも、それと同等、いえ、それ以上の節約ってご存知ですか?
大きい節約…それは、
家族
です。
あまりに長い間、
家族を持つこと、子供を持つこと、を当たり前の風潮とされていたため、
節約
という意識が全く無い方も多いのではないでしょうか。
この「家族」というものの節約効果について、次の項で詳しく考えてみたいと思います。
家族について
上でも申しましたように、節約効果が大きいものの一つに
家族
と言いました。
この「家族」というのも、
- 二人世帯
- 子供のいる世帯
これによってもだいぶ変わります。
まず、一般的に
子供のいる世帯
について考えてみましょう。
現在、子供一人につき成人までかかる費用は、
3000万円
と言われています。
私は、2000万円って聞いていたんですけど、主人が聞いてきた話によると、最近では3000万円かかる、との事です。
これは、大学費用もろもろ込みでしょうね。
子供を大学に行かさないともっと何百万円も節約は出来るのでしょうけど、本人が優秀だと大学進学は奨学金や教育ローンを組んでも行かせてあげたいのが親心。
子供が出来た時点で、避けて通れない費用と考えるべきでしょう。
で、一人3000万円、二人で6000万円。三人で…まぁ、単純計算でわかるかと思います。
そして、この3000万円、ずっとこの額のままではないですよね?
上記の2000万円→3000万円になったのを見ても気付くと思います。
消費税だってどんどん上がっていく…
という事は、
3000万円→4000万円
になるのも安に想像がつきますよね?
という事は、一人4000万円、二人8000万円…。
今は、税金が上がっているにもかかわらず、お給料は上がりません。
平均生涯年収が2億円だそうですから、お子さん二人を儲けると、
生涯年収の約半分を養育費等にかかる
という事です。
また、お金だけではありません。
あまり目に見えないかもしれませんが、
- 時間
- 労力
も多大にかかります。
なので、子供を作るという事は、かなりの贅沢品、という事になりうるんじゃないかと思われます。
年配の方は、昔の感覚で、
「子供を産んだらお金なんてなんとかなるものよ~」
と言います。
でも、なんとかならないのが現代です。
言った側は、昔の合言葉(挨拶のような定型文)を言っているだけです。
子供が欲しいと思うのは自然な事だ
とこれも合言葉のような風潮になっていますが、理性的に考えてみてください。
本当に自分が欲しいと思っているのでしょうか?
- 親が孫の顔が見たいと言っているから
- 周りが皆作っているから
- 結婚したら子供を持つのが当たり前(という風潮)だから
- 女性としてのステータスだから
- 寂しいから(老後や自分が無くなった時の後始末を頼むため)
- 保険(結婚していたら、離婚されないため。離婚したら、養育費等で生活費の為)
etc…。
お金持ちの人は、庶民の風潮に惑わされません。
なぜなら、社会はお金を使わせるシステムを社会に組み込ませているので、お金持ちは理性的に根拠を考えます。
人がしているから
という理由だけでは同じ行動をしません。
むしろ、庶民の行動と反対の行動や考え方をしてお金持ちなのです。
(子供を持つのも、お金持ちなら別にどういう選択をしてもお金があるので、あまり問題ない気がしますが、お金持ちは結構庶民よりお金について考えているそうです)
「私は庶民が一番幸せだからいいの!」
という方は、この項をすっ飛ばしてもらったほうがいいかもしれません。
また、お子さんが既にいてる方も不快に思われるかもしれません。
人それぞれの考え方がありますので、それぞれの幸せの形は違う、と私は思います。
なので、あくまで、「大きい節約をしたい!!!」という方だけ読んでいただければいいなぁ、と思います。
そして、いろんな事に疑問を持てる方、理性的に「先の考え方をしたい」という方は、少しは共感を持てるかもしれません。
でも、共感を持てなくても、事実、子供を作るか作らないかで、家計の貯蓄数字を見れば明らかに違い、実際、私の周りでも、お子さんがいてないご夫婦の方のほうがゆとりを持ってらっしゃいますし、ローンなども早く終わってたりします。
この「家族」という節約については、若い時から考えておくべき事なのだと思われます。
お子さんを持ってから、後悔してもお腹の中に戻すことはできません。
(あくまで、お子さんをお持ちの方を非難する気持ちはありませんし、私は人それぞれ多様な生き方があって当たり前だという考え方です)
追記:(2020.6.11)
お子さんを持った場合、現代では共働き夫婦が多いため、孫の世話と孫費用にもお金がかかります。何組か知っていますが、孫の世話一切合切を親に丸投げしている所もありますので、そういったケースは、孫費用で少なくとも最低1000万くらいはかかるとみておいたほうがいいでしょう。
子供と孫はセットで費用がかかる、と考えなければなりません。
また、家を購入時に親が援助するケースも少なくないため、結婚費用や住宅費用援助も入れれば、莫大な支出となり、子供だけでなく孫にも同じように出さないといけない事になるやもしれません。
次に「二人世帯」について考えてみましょう。
昨今、将来的に生涯独身の方が3人に1人になる、と言われています。
私は、一番の節約は、「一人世帯(独身)」であると個人的には考えています。
なぜなら、
- 家族を養うという責任感を持たなくていい
- 全部稼いだお金は自分のもの
- 時間と労力も節約できる
というメリットがあるからです。
しかし、夫婦二人世帯では、何かあった時、協力できるパートナーがいるというのは人生の中で心強いというメリットがあり、それが一人世帯には無いです。
しかし、これも個々人の価値観によるかと思われます。
私は、一人で生きていける強さや経済力があれば、独身が一番合理的だと思う派です。
家族の節約効果としては、
①一人世帯
②二人世帯
③二人以上世帯
この順(上にいくほど)に節約効果が大だと思われます。
また、結婚したり子供が産まれたりした時の助成金や補助金は、基本的に長い目で見ると、そんなに効果は無いと個人的には思っています。
上記の子供一人成人まで3000万円かかるとして、その全部を補助してもらえるワケではないからです。
もし、教育費が無償になったとしても、その分所得税や消費税などどこかにしわ寄せがいくので、結局収入手取りは減っていくので、収入に対して子供にかかる費用割合は変わらないんじゃないか、と思われます。
これも、まぁ何度も言いますが、個人の幸せの価値観によりますので、自己責任で自分で何が優先順位にくるか、という事が大事になります。
そして、上記の追記でも記した通り、子供を一人でも産むと、将来的には孫も出来る、と仮定して、孫の費用ももれなくついてきます。費用だけではなく、孫の面倒を見る時間・労力もセットです。
孫の顔は早く見たいと親は言うけれど、孫の面倒を見る体力は無い、という人も結構よく聞く話です。
子供がいなければ、そういう問題もそもそも起こりません。
まぁ、これも個人的な考えで、世間一般的に、
「孫の話題を同世代で話したい」
という事で、孫を欲しがる人もいます。
案外、家族を欲しがる理由というのは、「皆が持っているから」という単純理由が強いのかもしれませんね。
追記:(2020.6.11)
昨今、児童虐待が多い世の中、子供を持たないという事はそういうリスクも減らせる、という事もあります。自分が絶対子供を虐待しない、という保証は無いと思うのです。
そして、今や3組に1組が離婚という時代。子連れで再婚した場合、再婚相手が自分の子供を虐待、もしくはその反対をしない、という保証もありません。
なので、そういうリスクも考えておくべきでしょう。
そういう意味では、子供を持った時点で、シングルマザーやシングルファーザーになる可能性も視野に入れておくべき事と思われます。
選択子なしは、そういうリスクを全てナシに出来る事はメリットと捉えれます。
これは、時間や労力の節約につながる事になります。
子供がいない場合のお葬式の問題や、お墓の問題など、現代ではある程度解決策が用意されていますので、二人世帯を選んだ場合は調べておくと安心につながるやもしれません。
この項の最期に、私が過去テレビでこんな事を言っている人がいましたので、書きたいと思います。
「夫婦喧嘩も米びつから」
これは、夫婦ケンカの原因もお金があれば食糧を買えるので米びつの事でケンカになる事はない、という意味です。
なるほど~と思いました。
昨今、離婚率も上がっていますが(3組に1組)、離婚理由の上位に
お金
となっていました。
お金というものは人生を左右させるパワーがある、という事ですね。
住宅について
次に、一般的な節約と言われている、
住宅
です。
これは、
- 賃貸
- 戸建て
この二択を考えるかと思います。
個人的にはこの二択しかないのがどうなのかなぁ~と常日頃思っています。
間の選択肢があるのが一番いいからです。
昨今は、
Bライフ
と言って、土地を買って、小屋を自分で建て、出来るだけお金をかけずに生活していく、という選択肢をする方もいらっしゃいます。
私は、土地を買って、トレーラーハウス(中古)を置く、というのが良いように思ったのですが、これは別荘地でもない限り、田舎とかでも周りから「浮く」という意見が主人から指摘されました^^;
「人間っていうのはなー、異質なものに対して過剰に反応する動物なんや」
との事です。まぁ、確かにそうです。
個人的には、まぁ、ちょっと嫌な言い方になりますけど、
「暇人が多いんやな~」
という意見です。皆違って当たり前なのに、
「皆一緒じゃないと許せない」
っていうのは、古い考え方な気がします。
ちょっと話は逸れましたが、話は元に戻って、
賃貸の良いところ
を見てみたいと思います。
メリット
- 移動しやすい
- 維持・管理について考えなくて良い
反対にデメリットは、
- 家賃が高くつく可能性あり
- 壁が薄く、騒音問題が起こりやすい
- 資産にならない
です。
では、戸建てのメリットを見てみましょう。
メリット
資産になる(追記:昨今は、空き家問題もあり、資産にならないとされています)- 住宅ローンが終わると毎月の住居費を払わなくて良い
- 自分でDIYなど好きに出来る
デメリットは、
デメリット
- 修繕費がかかる
- 維持・管理が大変
- 処分する時、かなりの時間と労力がかかる可能性が高い
- 一回住むとなかなか引っ越せない(金銭面で)
- ご近所トラブルがあるとひたすら我慢の日々になる
- 自治会などの役員が回ってくると面倒
などです。
私の経験から、人生の後半は
賃貸
のほうが面倒くさくなくて良い、と思いますが、これも個人の価値観によるかとは思います。
節約効果を狙うなら、
戸建ての中古
かな、とは思います。
すると、住宅ローンも早く完済できる可能性が高いし、嫌だと思えば、早く完済して引っ越しする選択も出来ます。
ただ、やはり、上記の戸建てのデメリットを考えると、もっと良い選択もあるのではないか?と思います。
都心では、シェアハウスが流行っていますので、そういうのも良いように思います。
追記:2019.3.2
昨今の空き家問題で、戸建ては一回買ってしまうと、引っ越したくても
売れない
という可能性が高くなってきました。
という事は、賃貸のほうが良いワケですが、最近聞くのは、高齢者になって賃貸を追い出される、という話です。
これは、アパートの建て替えや、老朽化で取り壊しの際に出て行かなければならなくなった、というものです。
そこで、考えたのが、戸建てと賃貸の間の住居です。
賃貸は賃貸でも、市営住宅や県営住宅、公営住宅(今はURと言います)に住むというもの。
公営(市営・県営)住宅なら全国にたくさんありますし、大家さん(国や都道府県、市)は余程の事が無い限り潰れることはありません。
今、公営系住宅はリノベーションも盛んにおこなわれていて、綺麗なマンション風になっている所もあります。
昔の団地のイメージも少なくなっている所もあるかと思われます。
まぁ、外国人が多く住んでいる団地も多いところもあって、治安もどうかはわからないですが、そこらへんは、自治会なども含め、詳しくリサーチしてから住む必要があるとは思います。
しかし、「住みたい!」と思っても、申し込んで、抽選で当たるかどうかはわかりませんし、確か、団地は、世帯収入によって家賃が変わる、というのも聞いた事があります(ほんとうかどうかはわからないですが…)。
昔は、確か「旦那さんの収入が高かったら抽選に当たらない」というのをよく聞きましたけど、今はどうなんでしょうね…。
昔のように、団地全盛期に戻っていく日も来るかもしれません。
車について
次に、車も何十万、何百万というお金がかかる贅沢品です。
田舎だと車がないと不便ですが、都心だと車が無くても駅が徒歩圏内だったりして、車を持たなくても大丈夫そうです。
駅が近くなくても、カーシェアリングなどを利用するのも節約になって良いかと思います。
車を所有するにしても、グレードを下げる、とか、中古を買う、などでかなり節約は出来ます。
また、2台所有が多い昨今で、車1台、バイク又は自転車又はシェアリングカー、というふうに、1台は所有、1台は費用が安く済むバイクや同上…などにするのも手ですね。
最近は、中東情勢の不安により、ガソリン代が高騰してきています。
なので、早めに家計への打撃を考えて、節約対策を考えてみることをオススメします^^♪
個人的な話ですが、私は、リーマンショック前(だったかな??)のガソリン高騰の時に、小型バイクの免許を取りました。
かなりの節約になってますし、ガソリン代が上がっても、バイク満タンでそんなに差は無いので、あまり打撃じゃないです。
その他について
家族・住宅・車、の節約対策をするだけで、そんなには、他をカツカツに節約しなければならない事にはならないと思いますが、それでも、意識するだけで、かなり違うと思います。
これは、先日の「節約について」にも書きましたが、
- 通信費
- 光熱費
- 冠婚葬祭費
- 人間関係
など。詳しくは↓をご覧ください。
★節約について
この上に、私は女性なので、化粧代もそんなにかけてません。
元々、化粧すればするほど、お化けみたいな顔になるので、薄化粧を心がけ、あまり化粧品を買わずに済んでいます。
他にも私が知らない節約がいっぱいありそうですが、あまりやると節約疲れになるので、自分に合った節約をすることが大事だと思います。^^
そして、節約を楽しむ、それが一番ですね♪
まとめ
生きる、という事は本当にお金のかかる事です。
でも、単純に考えれば、
収入より支出を抑える
ことによって、お金は余り、貯金に回せるんです。
お金の余裕は心の余裕
それくらい、人生の要を占めていると言っても過言ではありません。
楽しんで節約をして、独身でも既婚でも子持ちでも、人の幸せを喜べる余裕を持てる人生を送れるようにしたいものですね^^♪