りんご病というのを昔からよく耳にすることはありませんか?
私はあります^^;
しかし、そもそも「りんご病ってなに?」と思ったことはないでしょうか?
りんご病ってどんな症状なのか?
大人でもかかるのでしょうか?
そこで、りんご病について徹底的に調べてみました^^
目次
- 1 りんご病ってなに?
- 2 りんご病の潜伏期間は?
- 3 大人のりんご病の症状ってどんなの?
- 4 症状が出て、それがりんご病であると疑わしい場合はどうしたらいいの?
- 5 続いたのち悪化したりすることもある
- 6 重い場合の症状の出方はどうなのか?
- 7 妊婦は特に気を付けなければならない!!
- 8 りんご病は何科に行けばいい?
- 9 りんご病にはどんな治療がされるの?
- 10 りんご病が完治する期間はどれくらい?
- 11 症状が治まってからどれくらいの期間感染力があるの?
- 12 再発することがあるの?免疫はできるの?
- 13 家族に移るの?また、子供がいる場合はどうしたらいいの?
- 14 会社や学校などに行ってもいいの?
- 15 りんご病の予防策は?
- 16 まとめ
りんご病ってなに?
りんご病の症状を説明する前に、りんご病とは何か?について少し触れておく必要があります。
りんご病は、医学的な正式名称は「伝染性紅斑」と言い、ほっぺたがりんごのように赤くなることからりんご病と呼ばれているそうです。
ヒトパルボウイルスB19というウイルス感染によって起こるもので、
春から初夏
にかかることが多い疾患です。
りんご病は、10歳以下の子供に好発する伝染病の一種です。
しかし、子供の頃に感染していない抗体のない方が大人になってから感染し発症することだってあるそうです。
子供がかかる病気だと思っている方もいるかもしれませんが、大人でも感染することのある病気なんです。
りんご病の流行の周期は4〜6年と言われていますので、注意が必要です。
では、どのようにして大人が感染してしまうのでしょうか?
りんご病の潜伏期間は?
感染してから発症まで
10~20日間
だそうです。
潜伏期間とは、ウイルスや細菌に感染してから発症するまでのことをいい、りんご病はこの潜伏期間が、
とても長い
のが特徴です。
りんご病の特徴である、頬が赤くなる紅斑の発症前では、視診しただけでは診断がつけにくく、頬に紅斑がでて始めて「りんご病」だったんだね、となる場合が多いようです。
大人のりんご病の症状ってどんなの?
りんご病は、小さなお子様のいる家庭で、大人が発症する可能性が高いことはわかりました。
では、具体的にはどのような症状が出るのでしょうか。
下記で詳しくまとめてみましたので、当てはまる症状がある方は、りんご病の可能性が高いです。
感染経路は?
子供のころにりんご病にかかっていない大人は、大人になってから発症することがあります。
りんご病に感染した子供から感染する場合が多いと言われているそうす。
子供が幼稚園や小学校などでりんご病に感染してしまった場合に、子供から移ってしまうことがあるのです。
しかし、自分の子供が、りんご病に感染しても「風邪かな?」という程度で終わってしまうこともあります。
初期症状は?
初期症状は、軽い発熱や関節痛、頭痛、鼻水、咳、のどの痛み、下痢、嘔吐などの
風邪に似た症状
が出ることが多いそうです。
しかし、ほとんど無症状という場合もあるようです。
初期症状も、子どもは軽く済む場合が多いですが、大人の場合は症状が強く出る場合があります。
発熱・頭痛・関節痛は、大人特有の症状であるとも言われています。
大人のりんご病は、子どものように軽くは済まない場合が多いようです。
症状は関節痛がひどく、強い倦怠感があるのが特徴との事です。
(参照元:新宿駅前クリニック 皮膚科)
中期症状は?
初期症状がさらに進行すると、
- 手の指が曲がらなくなる
- モノが持てなくなる
- 歩いたり階段の上り下りが困難になる
など、日常生活に支障が出てしまう状態になることもあります。
(参照元:埼玉県皮膚科医会・きらり皮フ科クリニック)
後期症状は?
次にでる症状は、
- 頬の赤み
- 腕や太ももにでる帯状の湿疹
- かなり強い関節の痛み
- 手足のむくみ
が出るそうです。
特に、手足のむくみがひどいとも言われているそうです。
原因はわからないけれど、とても疲れる・だるい…といった感じのようです。
全身倦怠感や発熱に加え、手や足、肘、膝などの関節の痛みが激しい場合があり、1~2日間歩行が困難になる方もいるようです。
さらに手足にむくみが出ることもあるので、リウマチと間違われることもあるようです。
関節痛がとても強い場合、日常生活を送ることですら辛いようですので、痛みが激しい場合は病院で痛み止めを処方してもらったほうが良いかもしれません。
(参照元:埼玉県皮膚科医会・きらり皮フ科クリニック)
症状は人によって異なる
これらの症状の出方は人によって異なります。
いろいろな症状が入れ替わり立ち替わりあらわれる人もいれば、1つの症状が長く続く人もいます。
りんご病の特徴は頬の赤みですが、大人の場合は頬のほてりのみで赤くならないこともあります。
倦怠感・かゆみ・関節痛などが続き、何か悪い病気では…と不安になるかもしれませんね。
(参照元:WEB ホスピタル)
発疹は出るの?
ウイルス感染による潜伏期間は
4日~14日前後
で、最大21日程経ってから頭痛、発熱などが見られる場合もありますが、数日でこれらの症状は治まるそうです。
この時点で伝染性紅斑と診断されることはないとの事です。
その後、7~10日経過すると発疹が現れ、りんご病の特徴である頬の発赤が目立って来るようです。
発疹は顔だけでなく体にも出たり、「網状紋理(じょうもんもんり)」と呼ばれる、手足に「網目状の発疹」が現れることもあるそうです。
いずれもかゆみを伴うこともありますが、比較的軽いものです。
大人のりんご病の場合、頬の発疹がすくないのも特徴です。
全くでない場合もあるようなので、りんご病だと気づかないままの方もいるのではないではないでしょうか。
りんご病の特徴の「帯状(レース状)」の湿疹も、大人の場合は典型的な湿疹ではなく、全身に出る場合や手や足だけに出る場合など様々だそうで、かゆみを伴うこともあるようですが、かゆみがどんどんひどくなるようなら再度病院で診てもらったほうが良いかもしれません。
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かゆみはあるの?
発熱などの症状は他の感染症に比べれば比較的軽いですが、りんご病ではかゆみも症状として現れます。
りんご病で特徴的な赤い発疹「紅斑(こうはん)」がかゆみの原因です。
しかしりんご病にかかったからといってすぐにこの紅斑が出てくるわけではないようです。
りんご病にかかると、
- まず発熱やせき、鼻水、頭痛や倦怠感といったいわゆる風邪症状が現れ
- 1週間程経つと紅斑が最初は頬などに発生し
- 1~2日でレース状に腕や腹部などへ広がる
ちなみにりんご病が感染する可能性が高いのはこの紅斑が出ている期間ではなく、その前の風邪症状が出ている期間なんだそうです。
りんご病には特別な治療法がないため自然治癒を待つしかなく、完治までは約2週間かかります。
つまりりんご病のかゆみがいつまで続くかという疑問については、おおよそ2週間という答えになります。
ちなみにインフルエンザなどと違って風邪症状が重症化することは少なく、発熱も微熱程度の場合が多いそうです。
子どもがりんご病にかかった場合、紅斑だけで終わってしまう場合もあるくらいです。
ただし大人がりんご病にかかると、完治まで1ヶ月を要する場合や重度の関節痛や合併症を引き起こす場合があり、特に妊婦は胎児の命に関わる場合もあるので注意が必要との事です。
症状が出て、それがりんご病であると疑わしい場合はどうしたらいいの?
病院へ行くべきかどうかの目安は、紅斑の痒みが強い場合や広範囲にある場合、また高い発熱を併発している場合などは受診したほうがいいと思われます。
まずは皮膚科にかかり、りんご病によるものかどうか診断を受けてください。
りんご病の治療方法は特になく、自然治癒を待つのですが、紅斑を掻いてしまうと治りが遅くなるので、痒みをおさえる抗ヒスタミン薬などの処方があります。
続いたのち悪化したりすることもある
先にりんご病は1~2週間で自然に治るものであると記載しました。
悪化というよりも、一旦治ったと思っても、また発疹など症状が出てきて、消えるということを繰り返すことがあるようです。
人によって1~2回や数回など個人差がありますが、概ね4週間以内には治まるようです(大人の場合は数ヶ月かかる場合もあるようです)。
重い場合の症状の出方はどうなのか?
りんご病には特別な治療法がないため自然治癒を待つしかなく、完治までは約2週間かかり、インフルエンザなどと違って風邪症状が重症化することは少なく、発熱も微熱程度の場合が多いということは、上記で説明しました。
でも、重い症状が出ている場合は、出方はどうなのか?というのを下記にまとめてみました。
(参照元:健康+生活)
無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)
1つ目のりんご病の合併症は、「無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)」です。
なぜ起こるのかと言いますと、原因はさまざまなウイルスや細菌、寄生虫等が、他の臓器が感染源となって起こるウイルス血症や菌血症、突発的に起こる髄膜腔や脳実質(脳本体)へ侵入して起こると言われています。
無菌性髄膜炎にかかると、嘔吐、高熱、強い頭痛などの症状が現れます。
大人も無菌性髄膜炎にかかる事がありますが、子供がかかった時の方が重症化する可能性が高く要注意です。
病院では入院治療が行われ、頭痛を緩和する薬や、脱水症を予防する為の点滴などの治療を受けるそうです。
ただ、特効薬のようなものは無く、対処療法での治療が中心となります。
血小板減少紫斑病(けっしょうばんげんしょうしはんびょう)
2つ目のりんご病の合併症は、「血小板減少紫斑病(けっしょうばんげんしょうしはんびょう)」です。
血小板が減少するために血液が固まりにくくなり、出血しやすくなります。
原因は、感染症にかかった後などに多く発病します。
血小板減少紫斑病は、あまり耳慣れない病気ですが、年間1000人~2000人近くの方々が発病しているとされています。
鼻、皮膚、歯茎などからの出血、血便、血尿などの症状が現れます。
また、ステロイド治療などを行う事で、症状が緩和する事がほとんどだそうです。
しかし、中には出血により死に至るケースもあるとの事。
特に子供がかかりやすい病気ではありますが、成人してからかかる方もいらっしゃいます。
子どもでは、典型的な「りんご病」で終わることが多いそうですが、成人では風疹様、網状紅斑、紫斑などの多彩な皮疹が生じることがあり、発疹の発現率も40%程度だということだそうです。
発熱、関節痛、手足の腫脹など全身症状が強く出ることも多く、典型的なりんご病でない場合は診断が難しいとの事。
(参照元:阪南中央病院)
胎児水腫(たいじすいしゅ)
3つ目のりんご病の合併症は、「胎児水腫(たいじすいしゅ)」です。
母体がりんご病にかかることによるウイルス感染で、胎児水腫は、りんご病の合併症の中でも、もっとも注意が必要なものとの事です。
妊婦さんがりんご病にかかった場合、胎児水腫になる危険性があります。
胎児水腫とは、胎児がむくんだ状態になり、お腹、心臓、胸などに液体が溜まるという症状が現れます。
しかも、胎児水腫になってしまうと、赤ちゃんが心不全を起こす確率が非常に高く危険な状態になります。
その為、死産や生後まもなく亡くなるというケースも多いそうです。
胎児水腫を起こしてしまった場合で、貧血が重度になってしまっている場合は、胎児に輸血をする必要があります(胎児輸血)。
母体が感染してから胎児水腫が起こるまでは、約2ヶ月ほどのタイムラグがあるそうです。
また、胎児水腫になる発生確率は、およそ0.6%(参照元:mamori)だそうです。
妊婦さんはりんご病がうつらないように細心の注意を払う必要があります。
貧血
4つ目のりんご病の合併症は、「貧血」です。
ただ、貧血を合併する患者さんはごくまれだそうです。
もともと溶血性貧血患者のみ、注意が必要だと言われています。
溶血性貧血の患者さんがりんご病にかかった場合、重い貧血を起こしてしまう可能性があるようです。
ですから、溶血性貧血の方は、りんご病にかからないように気を付けましょう
このように、りんご病は合併症への注意も必要です。
ただ、りんご病の場合、合併症を招く確率は低いと言われているそうです。
その為、過度に心配する必要はありませんが、妊婦さんだけは十分に気を付けて下さい。
感染する病気ですから、なるべくりんご病患者さんと接触しないようにする事が望ましいと思われます。
妊婦は特に気を付けなければならない!!
大人になって感染するということは、妊娠中に感染する可能性もあるということです。
妊娠中は様々な病気に注意しなくてはなりませんが、妊娠中にりんご病になってしまった場合はどのような影響があるのでしょうか。
妊娠初期にりんご病に感染してしまうと、トラブルが起こる可能性があるようです。
胎児に感染してもなんの問題も起こらないことも多いと言われていますが、妊娠中期にも注意が必要なのだそうです。
妊娠中期は、胎児の赤血球が盛んに作られる時期になりますので、この時期に妊婦さんがりんご病に感染し胎児にも感染してしまうと、胎児が重い貧血になってしまう可能性があるのだそうです。
胎児が重い貧血になってしまうと、胎児の体がむくんでしまう「胎児水腫」という状態なる可能性があり、最悪の場合流産してしまうことがあると言われています。
胎児水腫とは上記のほうでも説明しましたが、胎児がむくんだ状態になり、お腹、心臓、胸などに液体が溜まるという症状が現れ、胎児水腫になってしまうと、赤ちゃんが心不全を起こす確率が非常に高く危険な状態になってしまう病気です。
この胎児水腫になると、死産や生後まもなく亡くなるというケースも多いです。
妊娠中にりんご病になった女性の約7割が、死産か流産になってしまったという報告が国立感染症研究所から発表されたというニュースもありました。
妊娠中や、妊娠をのぞんでいる方は、りんご病に感染しないように気をつけましょう。
あと、検査をすることで母体の抗体を調べることができます。
胎児が感染してしまった場合は、2〜3割は自然経過で済む場合があるようです。
りんご病は何科に行けばいい?
大人がりんご病にかかってしまった場合は、通常の風邪などの病気と同じようにまずは
内科
を受診しましょう。
もし、自分自身で「りんご病かもしれない」という自覚がある場合には、そのことを病院に伝えれば感染症に対応した処置をしてくれるそうです。
また、皮膚に出てくる赤い発疹のかゆみが強くてツライ時には、内科と合わせて皮膚科を受診すればかゆみ止めなどの薬が処方されます。
ですから、最初に行く病院として
総合病院
などへ行くようにすれば色々な対応をしてくれますからオススメです。
また女性で妊娠している場合、りんご病にかかってしまうと胎児に大きな影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
ですから、万一「りんご病にかかったかもしれない」と思った時には速やかに病院へ行きましょう。
その際には、内科ではなく妊娠継続にも適切な対処をしてくれる産婦人科を受診することが脳裏に浮かぶかもしれませんが、他の妊婦さんに移すとまずいですから、まず直接産婦人科に行くよりも連絡してどうしたらいいのか?と主治医に聞いてから行くほうが良いかもしれません。
子供の場合は小児科か内科、皮膚科が良いでしょう。
ただ初期症状として熱やせき、鼻水や倦怠感といった風邪のような症状が出ることが多いので、その時点で小児科か内科にかかることになるかと思います。
りんご病にはどんな治療がされるの?
残念なことに、りんご病には特別な治療法はないため、かゆみが強いときにはかゆみ止めを服用するなどの、対症療法による治療になります。
上記でも記したように、大人の場合は関節痛などによる痛みも強いため、その場合には痛み止めの服用をする場合もあるようです。
また、残念ながら予防するための薬なども今の所ありませんので、りんご病に感染しないように日頃から注意が必要になります。
また、りんご病は特別な治療がないことから、病院を受診する必要はないと思う方もいるかもしれませんが、他の病気の可能性も無きにしもあらずですので、念のため、病院を受診してみるのが良いと思われます。
りんご病が完治する期間はどれくらい?
症状が数か月続いた方もいらっしゃいますが、大体は感染後7~10日ほどで風邪のような症状が出始め、その後に体に湿疹が出てきますが、どちらも長引くことがあるようです。
でも、大体完治には2週間ほどと言われています。
風邪のような症状は比較的早めに治まることが多いようですが、関節痛・倦怠感・湿疹が長引くことが多いようです。
大人になってりんご病になる場合は小さなお子様がいる場合が多いですから、早めに治したいものです。
辛い時は病院で薬を処方してもらうことをおすすめします^^
症状が治まってからどれくらいの期間感染力があるの?
りんご病の潜伏期間は10~15日程度、長くても20日程度です。
この比較的長い潜伏期間のあとに、上記でお話した風邪症状が1週間~10日間ほど表れます。
やっかいなことに、この風邪症状の時が一番感染力が強いといわれています。
大した風邪ではない、と思い込んで人混みなどに出かけ、飛沫感染で広がっていき、流行につながってしまいます。
りんご病は、特有の赤い発疹が出始めた後は感染力はかなり弱まります。
再発することがあるの?免疫はできるの?
ひとことで言うと、りんご病は再発しません。
一度かかると、生涯免疫ができる病気
と言われています。
ところが、時々「りんご病が再発した」という話を聞くことがありますね。
これは、厳密にいうと再発したわけではなく、実はりんご病の症状は3~4週間続くことがあるのです。
この間、ずっとりんご病の症状が出ているわけではありません。
良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあるため、一度治ったのにまた再発した、という誤解を招くことがあるというワケです。
でも、先ほども申しあげたとおり、りんご病は一度かかったら二度とかかることはありませんのでご安心を^^
(参照元:杢保小児科医院)
家族に移るの?また、子供がいる場合はどうしたらいいの?
りんご病自体が比較的軽症の病気であることは幸いなのですが、感染力はかなり強いと言っていいようです。
残念ながらデータ収集の困難さから、厳密に数値化された感染力のデータは存在しないそうです。
それでも、家族に感染者がいた場合、ほぼ50%の確率で他の家族にうつると言われているとの事です。
学校や幼稚園では10~60%と言うかなり幅のある数値が出ていますが、これは小学校と幼稚園や保育園では子供同士の距離にずいぶん差があるからだと言ってみたいです。
小学校では基本的に授業を中心にした距離感ですが、幼稚園や保育園では生活を中心にした距離になるため、どうしても病気が拡がりやすい可能性はあるようですね。
会社や学校などに行ってもいいの?
りんご病は、発疹が出てくる前の1週間から10日前の熱や風邪の初期症状が見られる時期が最も感染力が強く、実際に発疹が出てりんご病とわかる頃には感染力はほとんどなくなっており、周りへの影響を特に気にする必要はないそうです。
つまり、感染に関して学校や会社を休む必要は特にないとの事です。
もし、お医者さんで学校を休んだりするように言われたりするのならば、それは、単に熱やかゆみといった症状からくる身体的な疲れに対して「しっかり一度休んでください!」といった意味合いが強いそうです。
しかし、発疹以外の症状がなければ、幼稚園や学校など休ませる必要はありませんが、運動会など野外活動が多いシーズンだったり、プールなどでどうしても皮膚を直射日光にさらしてしまうような日は、施設の先生方と相談してお休みさせたほうが無難かもしれません。
またもし、お子さんが通っている幼稚園や保育所、学校などでりんご病に罹っている子供が出ていたら、感染の可能性がありますので、そういう時は、大事をとって休養させ、また自らが感染源となって他の人にうつさないように意識しましょう。
りんご病の予防策は?
免疫力が低下していると、様々な病気になりやすくなります。
どの病気にも共通して言えることだと思いますが、免疫力を高めることが予防になるようです。
特に難しいことは必要ありません。
免疫力を高める方法には、
- 適度な運動
- よく笑う
- 冷房などで体を冷やさない
- 食事の工夫(ヨーグルトやきのこ類、ビタミンCを摂取)
などがあります。
これは仕事や家事で忙しくても、普段の生活で取り入れることができそうです^^
睡眠不足やネガティブ思考でも免疫力は低下してしまうそうなので、毎日しっかり寝てポジティブに生活することが大切になります。
手洗い・うがい
りんご病は、感染している人の咳やくしゃみのしぶきなどによって感染する「飛沫感染」ですので、
- 手洗い・うがい
を日頃から行うようにしましょう。
感染している人の咳やくしゃみなどでウイルスが色々なところに付着します。
それを触った手で食事をしたりすることのないように、手洗いやうがいを徹底することが大切になります。
子供と多く触れ合う職業の方(保育士、幼稚園教諭)や、小さなお子様のいる家庭では、大人も子供も皆で遂行することが肝心です。
マスク
何度も言うようですが、りんご病は飛沫感染によって感染する伝染病ですので、口からウイルスが侵入することを予防することもとても大切なことです。
子供から感染することの多い病気だとお話ししましたが、子供は咳やくしゃみなどのエチケットがなかなかできていない場合が多いです。
ですから、空気中にもウイルスがたくさん浮遊しているはずです。
また、自分が感染している場合には二次感染の予防にも繋がります。
感染者を増やさないためにも、マスクの着用をしましょう。
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流行の時期
りんご病は、毎年春から夏に多い伝染病ですが、流行が早く来たり遅く来たりと毎年全く同じ訳ではありません。
2015年の場合には、前例より早い流行が来たようです。
ですから、保育園や幼稚園に通っている小さなお子様がいる場合には、流行の時期をチェックしておくことが予防に繋がります。
また、小さなお子様と接触する可能性のある方も然りです。
妊娠中の方や妊娠の可能性がある方は、りんご病が流行する時期には、感染対策をしっかり行っておくことが望ましいと思われます。
まとめ
りんご病というのが今回調べてみて初めてどんなものかわかりました^^;
子供より大人な方が症状が重くなるというのは、怖いですね…。
いろんな病気がいろんな時期に蔓延していますので、年中気が抜けないですね…
予防をしっかりして、病気にかからないように気を付けましょう!^-^
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