遺伝子操作という言葉ってSF映画とかでもよく聞きますよね。
実際、昨今では、現実味を帯びてきたようです。
「デザイナーズベイビー」なるものが海外のニュースで取り上げられてました。
そこで、遺伝子操作を人間になされた場合のメリット・デメリットを調べてみました。
遺伝子操作とは?
2012年に発見されたゲノム編集の新技術が、バイオテクノロジーの世界に革命的な変化をもたらしています。
遺伝子の操作がより容易に行えるようになったことで、人類の進化の流れを変えることすら、今や現実味を帯びてきているそうです。
遺伝子操作のメリットは?
遺伝子組み換えが容易になることによって、自分の思いどおりにデザインした子供をつくれる時代がやってくるかもしれないそうです。
デザインされた赤ん坊は、「デザイナーズベイビー」と呼ばれます。
具体的には、病気が遺伝しないように出産前の子供のDNAを編集する──。
つまり、
- 容姿端麗
- 病気をしない身体
- 高IQの天才児
- オリンピック選手並みの運動神経
などを組み入れたりできる、ということです。
素晴らしい医学の進歩のように聞こえますが、それは同時に、人類がどこまで命をデザインしてよいのかという倫理的問題を孕んでいます。
遺伝的疾患も無くせる!?
この遺伝子組み換えが実現すれば、遺伝性の疾患に苦しめられてきた家系から、その病気を取り除くことができるかもしれません。
また、感染症やアルツハイマー型認知症を予防できる遺伝子を自分に組み込むことも可能になるかもしれない。
もしかすると、老化現象をなくすことができる可能性もあるということです。
しかし、生殖細胞系列の遺伝子操作が始まると、お金持ちだけが「超人」になり、「デザイナーベイビー」を作れるディストピアになってしまうのではないかと危惧されています。
遺伝子を操作して「ブロンドで青い目の子供」が作れるようになれば、やがては知能の高い人間の集団を意図的に作り、未来社会を運営する指導者や科学者に育てるような時代になってしまいかねません。
遺伝子操作のデメリットは?
さて、遺伝子操作のデメリットですが、親のエゴによって作られた子供は、自分がデザインされた子供であると知ったときに、
「果たして自分は親から愛されているのか?」
「なんのために生まれてきたのか?」
と考えるようになる可能性があります。
それは、親の所有物のような気持ちになるからだと思われます。
つまり、完成された子供なら自分でなくても良かったのでは?と思うからでしょう。
完璧を求めるのは、心の病気に近いです。
あるがままを受け入れることこそ「愛」なのかもしれません。
◎you tubeで遺伝子操作の映画「ガタカ」の予告編動画を見つけましたので、貼っておきますネ!^^かなり考えさせられる映画です。
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まとめ
遺伝的疾患で苦しんでいる人は多いと思います。
癌などは、高確率で遺伝する、というのはよく聞くことです。
実際、私の知り合いの親友が20代前半で癌で亡くなりましたが、やはりその子の父親も癌で亡くなっていたそうです。
でも、癌や発達障害、その他の病気で、子供を産まない選択を自分で決めるのは勇気の要ることかもしれません。
遺伝子操作も、上手に世の中に役立てて欲しいなぁ…と私的には思いました。