暖かくなってくると、「エアコンの掃除しなきゃ」なんて思っている間に、
一気に気温が上がって、「掃除してから使おうと思ってたのに…まっ、いっか。」
となったことはありませんか?
でも、エアコンのカビは気になりますよね。
カビが人体に与える影響など、
エアコンのカビについて、くわしく調べてみました。
目次
★エアコン・カビの掃除の仕方
エアコンにカビが生えているかの判断材料
- エアコンを送風にした時にクサイ
- 吹き出し口の黒ずみ
- エアコンの効きが悪い
上記のような症状が出ていたら、即お掃除です!!
エアコンのカビ掃除の仕方
はっきり言いますと、エアコンのカビ掃除は、内部奥までキレイにするのは、素人では難しいです。
業者に頼むと、分解洗浄というのをします。
- エアコンを分解
- ホコリを除去
- 高圧洗浄
- すすぎをする
- 吹き上げ
- 抗菌・防カビの処理
という手順で行います。↓
上の動画を見ていただいてもわかるように、ご自分では無理な事がわかります。
では、ご家庭でのお掃除は諦めなければならないのでしょうか?
いいえ、そんな事はありません。
完璧ではなくとも、ご家庭でも出来る事はあります。
業者さんに「エアコンのカビの掃除の仕方」をお聞きしたところ、下のような「エアコン・カビ掃除」の仕方の回答が返ってきました。
ご家庭でのエアコンのカビ掃除と一緒にエアコンの掃除もしてしまいましょう。
カビもホコリも、身体には害ですので。
まず、マスクは必ず用意してください。
ゴーグルがあれば尚良いと思います。(洗浄スプレーをする時や、カビを取る時に目が痛くなります)
フィルター掃除
マスクをしたら、まず、
- スイッチを消して、電源プラグを抜いてください。
- エアフィルターを取り出す前に、フィルターやエアコンパネル部分のホコリを掃除機で吸っておく。(フィルターを外した時に、ホコリが落ちてくるのを防ぎます)
※ホコリはフィルターの外側についていますので、外側から掃除機で吸う。
。 - エアーフィルターをゆっくり取り出してください。
。
- 外側のカバーをそっとはずす。
- フィルターは、浴室でシャワーで水洗いします。
※掃除機とは反対に、裏側からシャワーをかける。
※捨てる用の歯ブラシなど柔らかいブラシで洗うとフィルターを痛めないです - 汚れがひどい場合は、食器用洗剤を薄めて洗いましょう。
※洗剤が残っていると、臭いの原因になりますのでしっかりと洗い流しましょう。 - フィルターをしっかりと自然乾燥します。
。
冷却フィンの掃除
- エアーフィルターを取り出すと、冷却フィンと電極部分が見えるようになるかと思います。
- 電極部分にサランラップをかけて保護しましょう。
最近のエアコンは、電極カバーがあることが多いので(写真のように)、サランラップは不要かも…。 - 冷却フィン部分に掃除機をかけてホコリを取る。
※フィンが曲がらないように、力加減に気を付けましょう。フィンが曲がると、冷房効率が落ちます。 - エアコン洗浄スプレー(防カビ)1本分を使って内部を洗浄する。
※洗浄スプレーは強アルカリ性のものはやめたほうがいいと思います
。
- 30~1時間ほど自然乾燥させます。
※クリーナーをかけた時にでる汚水は、排水管から流れ出ますので、水洗いはしなくてOKです
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私のお勧めとしては、「防カビ」がプラスされたものが良いです。
スプレーの「匂い」もお好みで選んでみると気分的に違うかと思います。
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吹き出し口とルーバーの掃除
吹き出し口とルーバーにカビがつきやすいそうです。
よく掃除しましょう。
- もう一度、コンセントがちゃんと抜かれているか確認してください。
(コンセントが無い場合はブレーカーを落としてください) - 吹き出し口のルーバーを手で回してください。
※ルーバーは手で動かして、きちんと閉まらなくても大丈夫です。電源を入れれば元に戻りますので。
※軽く回して動かない場合は、無理に動かすのを止めてください。故障の原因になります。
。
。 - ルーバーを市販のクリームクレンザーをつけた布で拭く。(あくまでも入口付近)
※ルーバーに直接クリームクレンザーをつけると、奥のほうに入って固まってしまうので、スプレーを布のほうにかけてから拭くこと。
※奥のほうでスプレー液が固まると故障の原因になることがあるため。。
※割りばしの先に布を巻きつけて、輪ゴムで止めると、狭いルーバーの掃除がしやすいです。
- 違う布を水で固くしぼって、クリームクレンザーが残らないように拭く。
カバーや本体を拭く
- いらない布に少し水をつけて市販のクリームクレンザーをつけて(エアコンに直接つけるのは避けた方が良いです)、エアコン本体のホコリなどを取る。
- 取り外したカバーを水拭きする
※キッチンにエアコンがある場合は、油汚れなどもついている可能性があります。食器洗い洗剤を薄めて布につけて拭くほうが良いです
カバー等を元に戻す
- エアフィルターを元に戻す。
※ちゃんとつけないと電源を入れても動きませんのでキッチリ入れましょう - カバーを元に付け戻す。
電源を入れ送風運転
- 電源プラグを差し込んで電源を入れ、送風運転をしましょう。
※運転中には決して指を差し込んだりしないようにしましょう。危険です。。 - 10分ほど送風運転をしたら完了です。
★カビ掃除の注意点は?
- エアコンのコンセントを必ず抜く
- 洗剤(を薄めて使う)を使う時は必ず洗剤拭きをした部分を、洗剤のついていない布を水で濡らして固くしぼり、仕上げ拭きすること
- フィルターを乾かす時は、しっかりと乾かすこと
※水分がついていると、カビ発生の原因となります
。掃除が終わってからの、送風運転中に、ルーバー内にホコリや汚れを見つけても、絶対拭き取らないこと
※ケガの事故につながります。 - 市販のスプレーを使う時は、エアコンの電極部分に必ずラップをしてスプレーが電極にかからないようにすること
※半年~1年くらいしてエアコンがつかなくなる原因となります
※業者さんに聞くと、ゴミやホコリが大量だった場合、スプレーを拭きかけることでホースの中でゴミが固まったり、逆流などが起こる可能性もあるとの事。スプレーを使う時は、注意が必要です
注意をしっかり守ってご自分でエアコンの掃除をやって、エアコンを19年持たせている方もいらっしゃいますので、自分でやれないことはないと思います。
★取れないカビはどうしたらいいの?
エアコンの内部までカビを洗浄しようとすると、素人では無理なので、業者に頼むほうが手間も省けるし、良いと思います。
ただ、当然お金はかかります。
そこで、業者に頼むとどれくらいかかるのか、また違いなどを調べてみました。
業者に頼むのと、自分で掃除した場合とどう違うの?
業者さんにもよるのですが、ダスキン等1台1万円ぐらいの料金だと、壁から外して完全分解掃除とはならないみたいです。
比較してみると…
- 自分で掃除した場合→カビは全部は取れず、エアコンの寿命は19年持たせている人もいるぐらい持つエアコンは持ち、費用は道具代のみ。
- 半分分解掃除(業者)→カビは自分で掃除するよりは取れるという感じで、エアコンの寿命は水を使うので場合によっては壊れるという見解もあり、費用は1万円前後。
- 完全分解掃除(業者)→カビは残る場合もあり、エアコンの寿命は長持ちする可能性大、費用は2~5万円ほど。
ですが、カビの胞子が少しでも残っていると、また繁殖しますので、カビの元から経たないとダメだそうです。
カビは、乾燥に弱いので、
湿度70%以下では死滅する
そうです。
ですので、掃除の後、送風(除湿)にして2時間つけると、カビは死にます。
カビは死にますが、カビの死骸はエアコン内に残ります。
業者さんに頼むと、値段によって徹底的にクリーニングする、との事ですが、ダニ・ホコリなども入れて、の徹底的な掃除、の事だと思われます。
そして、業者さんにクリーニングしてもらう事によって、エアコンの効きを良くし、それがエアコンの寿命を延ばすことにもなり、節約にもなります。
業者に頼むと金額は?
某業者さん
- エアコンクリーニング(壁掛けタイプ)
→12,960円(税込・1台) - エアコンクリーニング(壁掛けタイプ)+抗菌コート
→15,120円(税込・1台) - フィルター自動お掃除機能付エアコンクリーニング(壁掛けタイプ)
→23,760円(税込・1台) - フィルター自動お掃除機能付エアコンクリーニング(壁掛けタイプ)+抗菌コート
→25,920円(税込・1台)
業者の相場は?
- エアコンクリーニング1台目→9,180~14,688円
- エアコンクリーニング2台目→16,740~23,760円
【平均は?】
- 1台目→12,118円
- 2台目→21,255円
所要時間は?
目安で、1時間~1時間半(1台分)との事です。
★業者さんに頼まれる際は、こちらから無料お見積りができます。
↓
ダスキン
★カビをほうっておくとどうなるのか
カビの生えたエアコンを使うと、風と一緒にカビの菌がばら撒かれ、その菌が体内に入ると…
- 肺炎(夏型過敏性肺炎)
- アレルギーなど
という上記の症状を引き起こします。
肺炎のほうは、熱・咳・頭痛を起こすため夏風邪と間違われやすく、放っておくと肺炎が慢性化し、最悪の事態に発展する可能性もあります。
夏風邪だと思い、放置していると、毎年夏になると同じ症状を繰り返します。
それは、家や会社などに、原因のカビが発生しているからです。
また、熱は無くとも、
- 咳が続く
- 風邪薬が効かない
- 呼吸がしにくくなった
などの症状がある場合は、一度呼吸器科で診てもらうことをお勧めします。
同じ環境でも、免疫抗体が出来てしまった人に発症するようですので、
全員が発症するとは限らないそうです。
あと、慢性型になると、段々と肺胞が線維化して固く縮むという肺線維症という状態になります。
そうなると、もう元には戻せません。
そして、この肺線維症になると、季節関係なく、少しの動作で息苦しくなっていきます。
カビは、肺にカビが生えちゃったりすることもあるらしいので、手遅れになる前に、ご自分の健康の為に行動してあげてくださいね。
★カビ対策はどうしたらいいの?
- 調理中は換気扇を回す。調理後も少しの間そのまま回す。
- エアコンを使った後は、エアコン内部に水分が溜まりますので、使っていない時は送風にして内部を乾かしましょう。
- 洗濯物は出来るだけ部屋干ししないようにしましょう。
- 窓が曇ったら、すぐ換気をしましょう。
- 帰ってきたら、すぐに換気をしましょう。
- 家具の後ろに隙間を空けましょう。
業者さんに聞きますと、やっぱり、カビが生えにくい環境に普段からしておく事が大事、との事。
しっかり、カビ対策をして気持ちよく過ごしたいものですね。
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★まとめ
エアコンを掃除しても、環境によっては(ベランダなど)室外機を掃除しないと意味が無いとの見解もあります。
室外機の掃除は、やはりエアコン洗浄スプレーが電熱部分にかかると故障になりますし、ファンで手を怪我してしまうこともありますので注意が必要です。
そして、エアコンも内部のほうまで掃除しないとカビは除去できないそうです。
自分でやると、カビは掃除と送風で何とか出来ても、奥の内部はカビ・ダニの死骸やホコリなど自分で取れないですから、その部分はどうしようもないです。
そこの所は、自分で掃除をする人は、ある程度で良し、とするしかなさそうです。
なので、はっきり言うと、「自分だけの掃除では不十分」、しかし身体には良くないホコリを吸っても何も思わない人は身体には悪くても、生きてはいけると思います。
結論としては、業者さんに頼むほうが確実で無難だと思われます。
時間や手間も省けて、しっかり内部まで掃除してもらえますしね。
カビ等を徹底的に取りたいという方は、業者さんに頼んだ方が良い、という事です。