我が家の外壁も年季が入って汚くなってきました。
外壁を業者さんに頼むと、100万~200万するとの事。
高い…。
どうにか自分でDIYして安くできないかしら…?
そう思い、徹底的に調べてみました。
目次
用意する道具は?
それでは、まず、自分で外壁塗装をする!と決めたら、必要な道具を揃えましょう。
ホースや脚立などはあらかじめ持ってらっしゃるお宅が多いと思います^^
- ホース(庭の水撒きに使っているもの。大概は庭に持っている方が多いとは思います)&ブラシ(デッキブラシ)
最初に壁を洗ってキレイにするために使います。
高圧洗浄を持ってらっしゃる方は、もっと良いと思います♪
★高圧洗浄はホームセンターでも売っていますが、楽天でも購入できます→見てみる マスカ―
マスカ―とは、ガムテープとビニールが最初からついているもので、塗料がつかないように養生に使うものです。
家の周りを養生するなら、二つくらいは買っておいたほうがいいようです。
インターネットでも売っていますが、ホームセンターや塗料屋さんでも売っています。
↑
使ってみたのですが、初心者には使いにくい気がしました。
下の養生シートとマスキングテープを使ったほうが使いやすかったです^^- 養生シート
窓やその他、塗料で汚れないようにするシート。
★養生シートは楽天でも買えます→見てみる - マスキングテープ
養生シートを留めるテープ。(緑色をしています) - 塗料
一戸建ての外壁を塗装となると 、3kg缶では足りません。
14kg缶(業務用)を買ったほうがいいと思います。
14kg缶で10,000円前後~あり、ホームセンターや塗料屋さんで売ってくれる所もあるそうです。水性の塗料は、水で薄めるので臭いもしなくて人体にも影響が少ないのではないか、と思われます。
油性の塗料の場合は、シンナーで薄めるので、シンナーも買わないといけませんし、臭いもします。また、人体への影響も懸念されます。 - 刷毛
刷毛は、水性用の刷毛(豚毛も可)、が良いようです。油性用の刷毛を使うと毛が絡み合って固まってしまうとの事で、出来れば、水性油性どちらにも対応している刷毛か水性用刷毛を使うといいようです。
お値段は、100~400円。 - オートローラー
その名の通り、電動で塗料をローラーに送り込んでくれる機械。
ホームセンターでは見かけませんでしたが、amazonで簡単に購入できます♪
↑在庫切れ - 長柄
高い所も塗れるように、オートローラーにつける長柄が必要です。
こちらもホームセンターで探しましたが、見つかりませんでした。
amazonで購入できます。
コチラ→TRUSCO 伸縮継ぎ柄2メートル - オートローラー用ロングホース
高い所までオートローラーのホースが届かないかもしれません。
これもホームセンターで見当たりませんでした。
amazonで買えます。→オートローラー用ロングホース - 脚立
高い所は、脚立に上らないと届きませんので、必要です。
ホームセンターで購入できます♪
私が購入したのは、8,000円くらい(2m)でした。 - マスク
塗料の臭いで頭がクラクラする人もいると思いますので。
水性塗料は思ったほど臭いませんでしたが。 - 作業服・帽子・長靴
かなり塗料がつきますので、汚れても良い格好を。 - ゴーグル
2階などの壁をする時に飛ぶ可能性がありますので念のため用意しておいたほうがいいかもしれません。
帽子を被っているとあまり目には飛んではきませんでしたが。
揃いましたでしょうか?^^
私はほとんどネットで揃えたので、楽でした♪
どの塗料を選べばいいの?
現在使用されている外壁塗料は、大きく分けると5種類になります。
- アクリル塗料
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
- ラジカル塗料(2015年4月から販売された最新塗料)
参考資料 出典:MK塗装工房
上の参考資料を見てどの塗料にするかは個人の好みや予算などにもよると思います。
また、水性系の塗料にするか、油性系の塗料にするかは、家の建築を頼んだ工務店さんに聞くのが一番だそうですが、うちのように中古を買われた方は、シリコン系塗料(が最近は最も多く選択されているそうです)が良さそうです。
ただ、使いやすいのは、水性系塗料だと言えそうです。
なぜなら、水性系塗料は、水で薄めるので、人体に影響も少なく、シンナー代もかかりません。
でも、迷ったり、心配な方は、外壁塗装の見積もりなどしてもらって、業者に聞くのも手かもしれません。
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外壁塗装を無料で一括見積もりするならこちら
外壁塗装に適した季節はいつ?
標準は、気温20℃、湿度65%。
良好な条件は、気温15~30℃、湿度75%以下。
可能な条件としては、気温5~40℃、湿度85%以下。
上記の条件で、最も適している季節は、晩秋~冬にかけて、との事です。
しかし、雨の多い年には注意が必要です。
そして、この時期は、すぐ暗くなりますので、4時半までぐらいしか塗ることができません。
とにかく、気温5℃以下で湿度85%以上の時期は避けたほうが良いとの事です。
良い段取りはどういうの?
まず、作業に入る前に、隣接している隣近所さんに挨拶しに(菓子折り持参)行きましょう。
騒音や臭い、塗料の飛散、日にち・時間などの説明をあらかじめした上で、了解を得ましょう。
※塗料の飛散については、この記事では下塗り・中塗りで使うスプレー等を使わず、ローラーで仕上げ塗装をいきなりするので、(ほとんどがスプレーで飛散すると言われている)あまり飛び散らないと思われる。
挨拶が済んで周りの方の了解を得たら、実際にやる前に作業として、全体のおおまかな流れを把握しておきましょう^^
- 水洗い
- 養生
(下塗りと中塗りを養生のあとにしなければならないのですが、そこまでやるとかなりの時間がかかりますので、省きます。塗料が隣家へ飛散する確率を減らす為もあります。) - 上塗り
- 養生はがし
- 完成
こういう順序です^^
では、一つ一つの工程をもう少し詳しく見ていきましょう。
水洗い
水をかけながら、ブラシなどで汚れを落としていきます。
なぜ、壁を水洗いをしなければいけないかと言うと、壁に付いた汚れや付着物の上から塗料を塗ってしまうと、塗料の剥がれや浮きの原因となってしまうからです。
また、ホースとデッキブラシで洗うより、高圧洗浄機で洗うほうがきれいに汚れを洗い流せます。
お家に高圧洗浄機を持ってらっしゃる方はぜひ使って欲しいと思います。
水洗いした後は、塗装をするまで1日乾かします。
一日経っても乾いていない場合は、乾ききってから次の段階に移りましょう。
養生
塗料で周りが汚れないように、マスキングテープと養生シートなどで覆い、汚れを防止する策の事を言います。
この養生をしっかりやるのとやらないのとでは、仕上がりに差が出てきます。
亀裂補修
亀裂が外壁にある場合は、補修してから塗装しましょう。
亀裂と言っても、0.4mm以下の亀裂と0.4mmを超える亀裂では補修の仕方が違うそうです。
- 0.4mm以下の亀裂
シーリング材を亀裂箇所に乗せて、湿った刷毛で刷り込んでいきます。 - 0.4mm以上の亀裂
昔は、上記の軽度の補修の仕方でされてることが多かったそうですが、年数が経つと、ひび割れてくるとの事。
それで近年では、「Vカットシーリング法」という補修の仕方を業者さんはされるそうです。
でも、これは専用の道具で、亀裂箇所をV字型に切り込んでからシーリング材で埋めるので、素人がやるのは難しそうです。
業者さんにやってもらうほうが無難かもしれません。。
上塗り
仕上げ塗装、とも言うそうです。
ローラーで塗っていきます。上手く塗るコツは二度塗りです^^
※塗料を水、シンナーを何%で薄めるというのは、説明書に書いてあります。
養生はがし
養生をはがします。完了です。
◎一応参考の動画をyou tubeで発見しましたので貼っておきますネ!
↓
塗り方のコツは?
ローラーもオートローラーも基本は同じ塗り方です。
- ローラーハンドにローラーをセットして、余分な毛を落としておきます
- ドップリ塗料につけ、入れ物やローラー置きなどのふちでしごいてローラーの中の空気を出します
- 塗料はW字型に塗り、その後、端から塗料を伸ばすように塗っていきます
注)高いところは、つぎ柄(長柄)をローラーに付けて塗りましょう
あとかたづけ
後片付けをどうしたらいいの?という人のために、書いてみました。
- ローラーや刷毛
ローラーや刷毛は、中性洗剤で洗って乾かして保管します。
溶剤塗料(シンナー系)の場合は、刷毛箱を購入して、シンナーやボイル油(食用サラダ油なども可)に浸して保管することも可能との事です。 - オートローラー用のロングホース
オートローラー用のロングホースは、塗料入れの塗料を洗い流し、そこに水と少量の中性洗剤を入れて、スイッチを入れます。
これを2回繰り返し、3回目は、水だけでスイッチを入れて、ホースの中を綺麗にします。
(注意)洗い流した塗料は、そのまま流すと環境に悪いので、出来たら庭の土の上か砂利の上に流して土に吸ってもらいます。(うちは、雑草が生えてほしくない所に流しました。)
調べてみると、「固形剤(液体を固めるもの)」も売っているみたいです。
★楽天でも購入できます→ アクト 水性塗料処理剤1個(1kg) - 手
手についた塗料は、石けんと爪ブラシで取ります。
爪ブラシは家に元からあったのですが、よく取れました♪
★爪ブラシは楽天でも購入できます♪→爪ブラシ 2ピース - 塗料
タイルやコンクリートについてしまった塗料。これが一番難儀しました。
調べてみたら、「塗料はがし液」なる便利なものが出ていることを後で知りました。
★「塗料はがし液」は楽天でも購入できるそうです→アサヒペン 塗料はがし液 1L アサヒペン 塗装補助材料 【あす楽】 - 使い終わった空の塗料一斗缶
使い終わった空の塗料一斗缶はどこに捨てればいいのか?
調べてみますと、「不燃ゴミ」に捨てること、と書いてあります。
中身が残っている場合は、少量の場合は新聞紙に中身を吸い込ませて新聞紙のほうは可燃ゴミへ。
空の缶のほうは不燃ゴミへ捨てましょう。
中身が大量に残っている場合は、販売店まだは専門業者へ処理を依頼してください、との事です。私の市では、「粗大ごみに出してください、とありました。
ですから、自分の住んでいる地域の指示に従って出してください^^
かたづけが終わるとホッとしますね。
かたづけまで終わって「完了」と言えます^^
実際にやってみた感想は?
実際やってみた感想としては、オートローラーは初心者には慣れるまで時間がかかる、ということです。
塗料がロングホースをつたってローラーに到達するまでも20分くらいかかりました。
しかも、私の購入したオートローラーは、部品が一つ欠けていたらしく、その部品が無いために、最初ものすごく時間を取られてしまいました。
なんとか家にある部品で使えるようにしたものの、その後も塗料がローラーまで来なくなったりしました。
(原因は、塗料入れの中のフィルターみたいなのが外れていたからでした。このフィルターみたいなのは、ハメてもハメても取れ、最後は結束バンドで留めてやっと塗料が出てきました)
まぁ、でも使いようによっては、
- 大半をオートローラーで塗る
- 隅はハケ
ですると、まぁまぁ、かな?と思われます。
ただ、手でローラー塗装をするのとどちらが早いか?というのは、手でローラー塗装をしていないので残念ながらわかりません。
結果的には、塗装作業よりも、「養生作業のほうが大変で大事」だということがわかりましたので、オートローラーだろうが手で作業だろうが、「塗り始めてしまえば早い」と私は思いました。
あと、キレイに塗るポイントは、「二度塗り」でした。
いくらかかったの?
結果的にいくらかかったのかというと(家の一面分で)…
- オートローラー 3,200
- ロングホース 1,700
- 長柄 982
- 脚立 8,618
- 水性塗料(業務用)14kg缶 一缶 9,246
- マスキングテープ 410
- 養生シート 2,036
- マスカ―テープ(ほとんど使ってませんが) 624
- ハケ 192
- ハケ用バケツ 321
- ゴーグル 204
- 防塵マスク(替フィルター付) 189
- ローラー&ペンキ入れセット 386
計 ¥28,108
※尚、作業服・帽子・長靴は自前
1面分でこの値段なので、4面塗ると、あと6缶分の塗料代と養生シート&テープ代を足すと大体8万~9万だとして、普通は100万以上かかりますので、最低でも90万は節約になっていると思います。
どれくらいの時間がかかるの?
家の一面を塗るのに、養生に1時間~2時間かかり、塗るのに8時間くらいかかりました。
また、あとかたづけにも1日に1~2時間は取っておいたほうがいいです。
大体塗装で1日7時間くらいです。
ですから、水洗い1時間弱1日、塗るのに約7時間×2日と言ったところでしょうか?
4面全部だと、凝縮して10日ほどはみておいたほうがいいと思います。
天候などの条件でもっと期間は延びるかもしれませんが。
また、主人と二人でやってこの時間・日数ですので、一人でされる方はもっとかかるかもしれません。
外壁塗装を自分でやることのリスク
外壁塗装を自分でやることのリスクは理解しておかないと大変なことになります。
10年を超えて外壁塗装をしていない家は、コーキングが剥がれたり、亀裂が入っていたりして、外壁塗装するにも技術がいったりします。
反対に家をダメにしてしまうリスクも負うことは覚悟の上で、それでもDIYされる、という方はやりましょう。
業者さんによっては、「自分で塗られた方の後に業者依頼されると大変」との声もあります。
ですから、自分で塗って、何年後かに業者さんに頼むと、追加料金を取られたりする可能性も高いそうです。
それから、脚立から落ちたり、上ばかり見ていて、段差で足を踏み外したり、危険も伴いますので、そういうリスクもあります。
DIYされる方はくれぐれも気をつけてくださいね。
私的には、自分で外壁塗装するのは悪いことばかりではないとは思います。
調べてみると、「塗らないよりマシ」だと言う業者さんもいました。
ペンキの一斗缶ゴミの処分方法は?
ペンキを塗った後、一斗缶ゴミの処分方法がわからず、色々調べてみました。
※ペンキがかなり余っている場合は、処分に費用がかかる、との情報でした。
「事業ゴミ」になるとか。
下記はペンキを使いきった場合です。
- ペンキ屋さんに引き取ってもらうという方法
- 缶切りで上部分を切り取って、缶を洗い、乾かして、洗い落とせなかったペンキが固まっているのをヘラ(ガム取りに使うような)で取って、その後缶を小さく折ったり丸める。
すると、普通の缶ゴミとして資源ゴミに出せる、との情報あり。
今回は、2.の方法を試してみました^^
中を洗って、乾かし、缶の底も缶切りで切り取る。↓
缶を横にして足で踏んで、ペタンコにする。↓
後日、不燃ごみの日に他の缶と一緒に出してみました。
すると、普通に持って行ってもらえてました♪^^v
大成功!
ついでにやってしまおう!♪
ペンキを使っているついでに、色々禿げている場所を塗ってしまいましょう!^^♪
- 縞板グレーチング
- ベランダの手すり
- 門
など。
また、表札などを作ってしまうのも手かもしれません。
―材料―
・板(百均などで売っています)
・シールシート(プリンターで文字を印刷して切り取って貼れます。百均で購入できます)
・ニススプレー(防水用。百均で売っています)
・ヒモ
・(釘 2本)←もし、板に穴を空ける道具を持っていなければ
- 板を全部ペンキの色で塗ってしまいます
- 2、3日乾かす
- パソコンのWordで名字を打つ(好きなフォント、板に合った大きさなどを考えて)
- プリンターにシールシートをセットしてプリントアウトする
- シートの文字に沿ってハサミで切り取る
- 板に文字を貼る
- 上からニススプレーを板全体にふる
- 2日ほど乾かす
- ドリル道具を持っている方は板の上に二か所穴を空けて、ヒモを通す。(ドリルを持っていない方は、二か所に釘を打って、そこにヒモをくくりつける)
- 完成!
上手くできましたでしょうか?^^
私は、思ったより上手く出来たので満足です♪
表札も、ちゃんとした物を作ると、5万くらいはかかるので、手作りだと500円以下で出来、かなりの節約です。
家ってこういうちょっとしたところにもお金がかかっているので、まとめるとかなりの出費になってそうです。
うちは、引っ越してきた時から手作り表札で、かなり年季が入って汚くなっていましたので、外壁塗装のついでに作ることにしたのでした☆
★表札は楽天でも格安で購入できます♪^^上記の表札が雨でハゲてきたので、とうとう初めて私も表札を買ってみましたが、とても良かったです^^→見てみる
まとめ
かなり大変でしたが、やってみると楽しいですし、何より壁が綺麗になっていくのを見るのはものすごく嬉しかったです^^♪
少しでも、やってみようと思う方の参考になれば幸いです。